ゲイ能界
2011-08-11
ゲイと聞いてわれわれがまっさきにイメージするのが、
テレビなどのメディアで活躍するオカマタレントかと思います。
日本の芸能界で同性愛者を公言する有名人は、古くからは美輪(丸山)明宏にはじまり、
カルーセル麻紀、美川憲一、ピーター、おすぎとピーコがいます。
ゲイという性癖は一般人から簡単に理解されるものではなく、
日常から隠すべきとされてきたため、いくらイロモノといえど
オカマタレントたちがメディアに登場する機会はこれまでそれほど多くありませんでした。
しかし2000年代後半ごろからオカマタレントたちが
マスコミにどんどん登場するようになりました。
最近登場したオカマタレントをあげると、マツコ・デラックス、ミッツ・マングローブ、
椿姫彩菜、佐藤かよ、KABAちゃん、假屋崎省吾、IKKO、はるな愛、楽しんご、
広海・深海などきりがありません。
今ではいつテレビをつけてもひとつの番組に1組は
ゲイのタレントの顔を見るほどになっています。
ではなぜオカマタレントたちがこれほどまでに増えているのでしょうか。
その理由は不況と時代の流れにあります。
不況で思うように利益が出ないために企業がテレビ広告費を減らし、
番組側は制作費の削減を求められました。そこでゲイのタレントを1人使えば、
インパクトが強いぶん他タレントのギャラも抑えられます。
オカマたちはおしゃべりが上手いし、
他のタレントが口に出せないような過激な発言をしても
「しょせんゲイだから」ということで大目に見てもらえます。
またゲイは異性愛者にくらべて過酷な人生を歩んでいるケースが多いために、
視聴者からすると「何だかいいことを言っているような気がする」のです。
ゲイは番組と視聴者の両方から求められる人気者となっています。
彼(彼女)らはメディアに出ることで、
一般の異性愛者にゲイの存在をより身近に感じさせる役目を担っています。
しかし同性愛者であることを笑いのネタにして、
ゲイの偏見差別を助長するような映り方は、ゲイ業界全体にとって不利益になります。
オカマタレントたちにはゲイがもっと世の中に好意的に受け入れられ、
堂々と胸を張って街を歩けるような価値観をつくるような活躍をしてほしいものです。
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